60cm水槽の立ち上げと濾過

曖昧なタイトルなんだけど、今まさに60cm水槽は亜硝酸塩と硝酸塩が高濃度で増えている最中。

そこで、濾過システムについてちょっと考えてみたい。

以前も簡単に説明しているので、似たような話になるのだが。

濾過のメカニズム
物理濾過と生物濾過

水槽立ち上げのセオリーという内容で、僕が調べた限りの内容を簡単に説明している。

そして、我が家の60cm水槽では物理濾過と生物濾過は共にエーハイムのクラシック2213に任せている。

 

物理濾過 : 大きな有機物を除外

生物濾過 : アンモニアを分解

大雑把な認識としては、こんな感じで良いと思う。

 

立ち上げ当初の水槽内

ただ、水槽立ち上げ当初にはこの生物濾過を担当するバクテリアが居ない。

生物濾過の過程は、アンモニア → 亜硝酸塩 → 硝酸塩といった流れで分解されていく。

ちなみに、硝酸塩を除去する方法は無い(薬品で中和する方法はあるようだ)ので、定期的な水替えが推奨される。

 

で、アンモニアを分解するのがニトロソモナスというバクテリアであり、亜硝酸塩を分解するのがニトロバクターというバクテリアである。

っと、ただ、この知識は海水限定であるらしく、我が家でやっている淡水アクアリウムはちょいと違うとか。

タウムアーキオータ(Thaumarchaea)というのが、淡水アクアリウムでアンモニアから亜硝酸塩に変化させるための役割を果たしているのだとか。発見が2008年とかなので、ずっとニトロソモナスがアンモニア分解をやっていると信じられてきたんだけど、実は違うとか言う話。

つまり、タウムアーキオータは細菌ではなく古細菌なので、バクテリアではなくてアーキアと呼ばれる分類になるらしい。

一方で、亜硝酸塩を硝酸塩に分解するのも、ニトロバクターでは無くニトロスピラだという話らしい。

実はアクアリウムの世界も、良くわかっていないことが多いんだよね。

 

おっと、話が脱線してしまった。

タウムアーキオータ「アンモニア → 亜硝酸塩」の分解を行うため、先ずは水槽内にタウムアーキオータを増やしてやる必要がある。

ニトロスピラ「亜硝酸塩 → 硝酸塩」の分解を行うので、こちらも水槽内に増えて貰う必要がある。

 

立ち上げ時の水槽内にはこうしたバクテリアやアーキアは居ないんだよね。

 

水槽内の古細菌や細菌を増やすには

これはもう、時間の経過しか無いようだ。

古細菌や細菌は、ある一定量は空気中にも存在するので、これを濾過を循環させて取り込みつつ、アンモニアの供給によって水槽内で徐々に増やすというのが、「立ち上げ」という作業になるんだって。

 

で、経験的にタウムアーキオータが増えるのが凡そ1週間。ニトロスピラは2週から3週ほどかかるのだとか。

だから、水槽の立ち上げに1月ほど時間を要するという話は、概ね理屈として正しいことになるそうなんだけど、実際の細菌や古細菌の繁殖は、環境によって大きく異なるんだとか。

 

環境というと、温度にも関係していて、冬季は増えにくいなんて話もある。

だから、実際に水槽立ち上げをする場合には1月~2月は様子見をする状況になるそうな。

 

我が家の60cm水槽の現状

 

じゃあ、オマエんとこの水槽はどうなんだ?って話になるんだけど、60cm水槽内の状況でも書いた通り、余り経過は宜しくない。

テトラ

テトラの簡易的な試験紙の結果は、ろくでもない状況だ。Image

ご覧の通り亜硝酸塩が100mg/l、硝酸塩が10mg/l級と、魚たちには非常にヤバイ状況になっている。

 

……ただ、この試験紙がどれくらいあてになるのか?という根本的な問題もあるわけで。

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この手のアイテムは導入必須かも。

基本的に試験紙より試薬の方が感度が高く確実性も高いとのこと。試薬は使い方が面倒なんだけどねー。

 

試験紙の示す意味

そうそう、試薬の導入は課題ではあるが、試験紙の示した結果からも分かることはある。

亜硝酸塩が100mg/l、硝酸塩が10mg/l級となっている、ということは、少なくとも亜硝酸塩から硝酸塩にするプロセスは出来ていると言うこと。

つまり、ニトロスピラさんはいらっしゃると言うことだ。

もちろん、亜硝酸塩が検出される以上、アンモニアから亜硝酸塩にするプロセス、タウムアーキオータさんもいらっしゃる。

ただ、両方とも量が足りず、発生量に対して処理量が追いついて居ないことを意味する。

 

水槽の状況は経過観察していかねば分からないが、前日よりも亜硝酸塩の量が増えているらしいことを考えると、タウムアーキオータが増える速度より、生体から出るアンモニアの量が多いのだと推測される。

完全に立ち上がった60cm水槽ならば現状の生体の数は許容範囲だと考えられるので、 暫くは亜硝酸塩と硝酸塩の増減をチェックしていかねばならないだろう。

危険水域とはいえ、水替えをすれば何とか維持出来る状況でもあるため、推移を観察していくしかあるまい。

……そう考えると、40cm水槽でよくもまあこれだけの数の生体を維持していたなぁと、ちょっと呆れ気味である。いや、結局崩壊してしまったことを考えれば、無理があったと言うべきなのかも知れないが。

 

60cm水槽の今後

いずれにせよ、放置は出来ないので、当面は頻繁に水替えを行うしか無いだろうね。

とはいえ、水替えは2日に1回くらいしか出来ないんだよね。労力的にも、魚たちへの影響的にも。

 

後は、餌の頻度を落とすと言うのも有効だろう。そんなわけで、当面は給餌の頻度を2日に1回くらいに落とそうと思っている。

 

活性炭で吸着させるのもある程度は効果があるかも知れないなぁと思っている。幸いにして、ブラックホールが手元にあるので、使ってみようかと。

 

あとは……、バクテリアやアーキアの生息域は、単純に表面積の問題でもあると思われるので、もう少しレイアウトを弄るのはアリかなと。

魚の隠れ家になりそうなモノを入れるのは、現状のレイアウトだと悩ましいんだけど……。

 

今の水槽内の生体

水槽

魚類

水草類

30cm水槽

ザリガニ : 1匹
ヒメダカ(稚魚) : 2匹
ミナミヌマエビ? : 1匹

アナカリス

40cm水槽

破棄

破棄

60cm水槽

アカヒレ :6匹
ミナミヌマエビ :1匹
チェリーレッドシュリンプ :17匹
チェリーバルブ :2匹
コリドラス・バレアトゥス :2匹
オトシンクルス : 4匹
ゼブラオトシン: 1匹
アベニー・パファー : 2匹
ネオンテトラ : 7匹

アヌアビス・ナナ
アマゾンソード
ハイグロフィラ・ポリスペルマ

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